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【信越化学工業】据置:AA p/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 18d0093

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https://www.jcr.co.jp/

1 8 - D- 0 0 9 3

2 0 1 8 年 4 月 2 4 日

株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

信越化学工業株式会社

(証券コード:4063)

【据置】

長期発行体格付 AA+p

格付の見通し 安定的

■格付事由

(1) 世界有数の化学メーカー。塩ビ樹脂、半導体用シリコンウエハー(ウエハー)で世界シェアトップにある ほか、シリコーン樹脂やセルロース誘導体、希土類磁石、フォトレジスト、マスクブランクス、合成石英

などのスペシャリティ製品でも高いプレゼンスを有する。塩ビ樹脂は米国シンテック社を中心に日米欧 3 極で事業を展開。同社では現在、米国で天然ガスを利用したエチレン生産の為のプラントの建設を推進し

ており、これによる原料調達の安定化や一貫生産体制の強化で、コスト競争力の更なる引き上げを企図し

ている。

(2) 強固な事業基盤に変化はない。コモディティ、スペシャリティの両分野とも主要製品の競争力は高く、需 要対象や需要地域も幅広く分散している。従前は半導体シリコン事業の利益への依存度が高かったが、現

在は各事業で安定して利益を確保しており、よりバランスのとれた事業構成となっている。事業環境の先

行きには不透明感もあるが、引き続き、業績は堅調に推移しよう。財務基盤も極めて堅固で、当面、健全

性が低下する懸念は小さい。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しは安定的とした。

(3) 18/3期営業利益は会社計画で3,230 億円(前期比35%増)となっており、8 期連続で増益、10 期ぶりに 最高益を更新すると見られる(従前の営業最高益は08/3期2,871億円)。シンテック社を中心とした塩ビ や苛性ソーダの堅調な販売のほか、需給タイト化を背景にウエハーの値戻しが進んだことなどが利益を押

し上げたもよう。19/3期も増益基調を維持できると JCR では想定している。原料価格や為替などの諸条 件はマイナス要因となる可能性があるが、ウエハーの好調継続が大きなプラス要因になると考えられる。

(4) 財務基盤は国内化学業界で屈指の健全性を誇る。自己資本は 16/3 期末で2 兆円台に乗っており、以降も 着実な利益蓄積が続いている。また、自己資本比率は 80%前後と極めて高い水準が維持されている。有 利子負債は僅少である一方、1兆円近い潤沢な手元流動性(18/3期第3四半期末)を有する。塩ビ樹脂や ウエハーをはじめとして、今後も事業基盤強化に向けて継続的な投資が行われると考えられるが、キャッ

シュフロー創出力が高いことから、資金の外部調達の必要性は低い。

(担当)涛岡 由典・藤田 剛志

■格付対象

発行体:信越化学工業株式会社

【据置】

対象 格付 見通し

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https://www.jcr.co.jp/

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2018年4月19日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:涛岡 由典

主任格付アナリスト:涛岡 由典

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「化学」(2012年3月26日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 信越化学工業株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・格付関係者が提供した監査済財務諸表

・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. 非依頼格付について:

本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依

頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及

ぼす非公表情報を入手している。

10.JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NRSRO 登録状況

JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■本件に関するお問い合わせ先

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